転職の成功の秘訣は入念な情報収集

薬剤師として転職を経験して感じたことは、転職前の入念な情報収集の重要性です。
しっかりと事前に情報収集を行っておけば、転職先を選ぶのもスムーズにできますし、転職後に「こんなはずではなかった・・・!」という不測の事態も事前に防ぐことができます。
ここでは私が体験した薬剤師の、職場探しから転職活動で求人が決まるまでの全体の流れをまとめました。

転職したきっかけ

私が転職を考えたきっかけは、職場の労働環境と、家を購入し職場に遠くなってしまうといったことでした。転職した頃は、まだ子供も小さく、あまり遠くまでお仕事に通うのが難しい時期でした。
子供が小さいうちは、どうしても子供中心の生活になってしまいます。保育園に通っていても、かぜをひいて熱を出したり、けがをしてお迎えが必要になったり…。小さい子はとにかく、いつ何が起こるかわからないので、お仕事を続けるうえでもなるべく近くで働きたいと考えていました。

労働環境については、小さい子供がいるお母さんが何人かおり、急な欠勤が重なってしまった場合など、仕事を休みたくても、出勤せざるを得ないということが何度かありました。

求人を探すコツ

求人を探すコツとしては、転職情報をまとめたサイトにいくつか登録をしました。
転職先を探す際に、薬局の店先に「急募!」などと書かれた求人広告が張られている場合もありますが、サイトに登録しておけば自分の求めている条件に合った転職先の情報が入ってきたら、知らせてもらえます
サイトでは、求人広告と同じく給与・勤務日数などの基本情報に加えて、職場の雰囲気だったり勤務実態(詳しいシフト)などについて書いてあることが多いです。面接を申し込むまえに、あらかじめこういった情報を手に入れることで、面接時に「自分の希望と実はけっこう乖離があった!しまった!!」といった事態になることを防ぐことができます。

求人サイトを利用すると楽に詳細な求人情報が探せます

求人サイトは詳細な情報が手に入ります

薬剤師の求人サイトでは、求人広告よりも書ける情報量が多い分、詳細な情報が手に入ります。
一つのサイトでは、薬局によっては求人を掲載していないこともあるので(特に小さな薬局やチェーンでない薬局は一つのサイトにしか求人広告を掲載していないということがままあります)、一つのサイトだけでなく、複数のサイトへの登録を行うことがより良い就職先を見つけるポイントとなります

薬剤師の求人広告は、一般向けには、基本的に非公開なことも多いです。ですから「あそこの薬局は求人広告を店に張り出してないな。求人してないのかな」とは考えずに、薬剤師の就職・転職に特化したサイトから情報を収集しましょう。意外と近所の店舗が実は求人していた…ということもあります。

登録した求人サイト

具体的なサイトとしては、

  • リクナビ薬剤師
  • マイナビ薬剤師
  • 薬剤師ステーション

というサイトに登録していました。どれも全国をカバーしており、また母体が大手の会社なのでしっかりとした情報を得られると考えたからです。

複数サイトに登録して自分の条件にピッタリな職場を見つけましょう

求人を見つけたら面接の準備

自分に合った求人を見つけてからは面接準備をしました。
面接準備と言っても、特に特別なことはしていないのですが…。

  • 履歴書の作成
  • スキルシートの作成
  • 薬剤師免許とそのコピー

を準備しました。

履歴書は普通のものを使い、特に志望理由については面接でも必ず聞かれると予想していたのでしっかりとこたえられるよう、あらかじめ対策をしました。スキルシートについてですが、今まで薬剤師としてどのような経験をしてきたかを簡潔にまとめたものを用意しました。
何度か転職した場合はその旨を、転職経験がなく同じところに勤務してきた人も、部署の移動だったり、昇進についてだったりといった動向について簡潔にまとめるといいと思います。
自分が今までどのようなポジションで働いてきて、どのくらいの薬剤師としての技量があるかが、面接官に伝わるようなものになれば一番いいのではないかと考えています。

面接時に持って行くもの

実際の面接には、履歴書とスキルシート、薬剤師免許とコピーを持っていきました。薬剤師免許は薬剤師として働くうえで提出が義務付けられています。初めにコピーも提出してしまえば、薬剤師であることを証明できるのと、万一提出期限までに免許をなくしてしまったなどといったトラブルが起きた場合に備えて持参しました。薬剤師免許は再発効までに3か月程度時間がかかったともお同僚から聞いたことがあります。面接時に提出を求められていなくても、念のためもっていったほうがいいかと思います。用意周到な人だという印象も与えられますし。

薬剤師免許が手元にあるか確認しましょう

もう一つの面接対策

面接対策として、もう一つ準備していったのは「最後に何か質問はありませんか」と聞かれた場合の返答です。

聞きづらい事を突っ込んで聞く理由

就職してからだと、なかなか土日勤務や給与について交渉することはできませんが、このタイミングなら求人には載せられなかった詳しい内容についても突っ込んだ質問をすることができます。就労条件面での調整ができる場だと思いますので、多少聞きづらいですが思い切って聞いてみたほうが、のちのち楽になります。
また、実際に働いている方の年齢構成だったり、お子さんの有無についても教えていただける範囲で聞いてみるのもいいかもしれません。

どんなに些細な事でも気になった事は少し無理してでも聞いておきましょう

良い職場の見極めポイント

薬剤師の仕事は、小さな店舗だとどうしても閉鎖的な人間関係の中で行わざるを得ないです。
もし、可能でしたら、ぜひ面接後でもいいので職場の見学をさせていただけないか聞いてみましょう。
複数の薬局の求人の募集に対して応募し、

  • 給与や土日勤務の有無
  • お子さんのいる方なら緊急時に早退・欠勤させていただけるか
  • 人間関係は良好か否か

…といった複数の視点を交えながら総合的に判断して勤務先を選んでください。

薬局は、定着率の高くない職場だとよくいわれますが、定着率が高くない中でもあまりにコロコロと勤務先を変えていては、転職しようにもなかなか新しい勤務先を見つけるのも大変になってしまいます。

お給料などといった待遇・条件が気になるのは当然ですが、そういった条件だけで勤務先を決定せず「働き続けることができる職場かどうか」にある程度重きを置いて職場選びをすると失敗が少ないように思えます。

人間関係が良好な職場を探しましょう

実際、転職先を決めた一番のポイントは職場の人間関係でした。
人間関係と言っても、表面に出ているのはごくわずかな部分ですが、実際に薬局に行って見るとある程度は職場の雰囲気が分かります。

職場の雰囲気から感じとる人間関係

待合室はきちんと整えられているか。窓口で、患者さんに対してしっかりと丁寧な説明を行っているか。備品に不備はないか。薬局全体の雰囲気が清潔で明るいか…などといった点に注目してみてください。

人間関係が良好で、お互いに気持ちに余裕をもって働いている職場では、調薬以外の細かな業務(お掃除だったり、待合室の刑事だったり、子供向けのちょっとしたコーナーだったり…)に対しても注意を向けられる余裕があります。

今、働いている職場は、みんなで月替わりの広報を手作りしたり、季節に合わせてちょっとした飾りを作ったり…と、正規の業務以外でも和気あいあいと活動しています。やはりそういった風潮がある職場はお互いのコミュニケーションをとる機会が多く、ちょっとした行き違いなどもすぐに解決することができるため働きやすいです。

無理なく働く為にも人間関係が良い職場を重視しましょう

まとめ:薬剤師転職に大事な3つ要素

以上のように、薬剤師の転職の際には事前の情報収集・面接対策・職場の雰囲気の3つが重要な役割を占めると思います。
不況でも、どんな状況下でも薬剤師の求人は引く手あまたと言われています。待遇や給料だけでなく、自分に合った職場を見つけることでよりよい薬剤師としてのご活躍ができるよう、つたない経験がこれから転職しようとしている方の一助となったならば幸いです。

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